先の台風21号は大変でしたね。八尾市内では沢山の木々が折れたり、根本から倒れたりしています。
ポイント
屋根にブルーシートをかけている家も多く「とりあえず一刻も早く屋根の修理をして欲しい」と思っている方も多いかと思います。
しかし、残念なことに人の不幸に付け込んだ悪徳業者がいるようです。
屋根修理の悪徳業者にご注意ください!
筆者宅の近隣でも屋根瓦が飛ばされた家が沢山あります。
知り合いの工務店に頼んでも「混み合っていていつ来てくれるのか分からない」と言う話を耳にする中、先日どう考えても怪しい業者がご近所を回っていました。
屋根工事業者の詐欺を受けないために
屋根修理詐欺にはいくつかのパターンがあるようです。
ご近所の屋根職人のご主人から、屋根修理詐欺のパターンを聞いてみました。
火災保険の詐欺
屋根修理の業者が回ってきた時に「火災保険を使えば無料で修理出来ますよ」と言われることがあるかと思います。
ポイント
確かに火災保険で台風で被害を受けた屋根を修理する事は可能ですが、加入している火災保険に台風の被害は入っているでしょうか? 火災保険の内容によっては、火災保険を使って修理が出来ない場合があります。
どんな火災保険に加入しているのかも分からない時点で「無料で修理出来ますよ」と推してくる業者は要注意です。
必要なのない作業まで提案してくる
屋根修理をお願いする場合「この機会に全部やってもらいたい」と考えている場合は問題ないのですが「とりあえず瓦が飛んでる部分だけなんとかして欲しい」と言うパターンもあるかと思います。
ポイント
屋根修理にも色々あって、瓦を好感したり、雨漏りを治すだけの作業なら少い金額で済みますが、瓦の下に敷く防水シートや野地板(屋根下に敷く板)等の交換をするとなると相当大掛かりな工事になります。
大きな金額を提案された場合は、必ず「相見積もり」をしてください。
他の業者が「瓦を変えるだけで大丈夫ですよ」と言うのであれば、考え直す必要があります。
自宅の屋根に登ってもらう時の注意
悪質業者の中にはあらかじめ、カメラの中にデータを入れた破損している屋根の写真を見せて「こんなに壊れていました」と報告するケースがあるようです。
業者に自宅の屋根に登って写真を見せてもらう時は必ず「全体写真」を撮ってもらってください。
一部分の写真だけを見せて「こんなに壊れていますよ」と言われても、本当に自分のの屋根かどうか分かりません。
全体写真や様々な方向から撮ってもらった写真を見せてもらって、自分の家の被災状況を確認してください。
もっと悪質な業者もいます
業者の中には修理の必要のない屋根に登った時は、業者が自分で屋根瓦を割ったり、壊したりして写真を撮影して「こんなに壊れてましたよ」と報告するケースもあるようです。
自分の家の屋根に業者が登る時は業者が不審な動きをしていないか、必ず下でチェックするようにしてください。
まとめ
ポイント
台風で被災した屋根を修理する場合「とにかく早くお願いしたい」と気持ちが焦ってしまうかと思いますが、出来ることなら複数の業者さんから見積もりしてもらう事をオススメします。
信頼できる人に紹介してもらった業者さんだったり、長くお付き合いのある工務店や屋根屋さんに修理をお願い出来るのが最高ですが、なかなかそうもいかないケースがあるかと思います。
台風の被害に付け込んだ悪質な業者に引っかかないよう、屋根修理を依頼する場合はくれぐれも注意なさってください。
八尾市内の被災状況
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台風21号、八尾市の様子。り災証明書・被災ゴミ・ブルーシート配布について。