八尾市で頑張る優良企業をご紹介するのもこれで5社目。
そろそろ本命に行ってみたいと思います。そう…八尾市が誇る旭ポンズを作っている株式会社旭食品さんです。
八尾市在住と言っても「うちは旭ポンズじゃないよ」と言う方もおられるかとは思いますが、八尾市は株式会社旭食品さんのお膝元だけあって、恐らく日本で1番旭ポンズが普及している自治体ではないかと思います。
もちろん筆者も子どもの頃から旭ポンズを食べています。
筆者はは40代ですが、当時はまだ小さいサイズが販売しておらず、フットワークの軽い「近所のおばちゃん」が旭食品さんの本社まで一升瓶を買いに行き、ご近所さんで分けあって使っていた記憶があります。
一時は手に入れるのが難しいと言われていた旭ポンズですが、八尾市内だスーパーでも簡単に手に入るようなりましたね。特売チラシの目玉商品になる事も。
特売だと560円~590円ってところでしょうか。
今回は株式会社旭食品についてお届けします。
株式会社旭食品
株式会社旭食品さんは1948年(昭和23年)に創業されました。
旭ポンズが発売されたのは昭和42年。発売当時は限られた範囲の酒屋や精肉店等で小売されていたように思います。
厳選された国産素材
旭ポンズの材料は創業者である先代の社長が厳選した国産素材ばかり。
昆布は北海道の利尻・稚内産。椎茸は大分から。鰹節は宮崎。熊本から。スダチは徳島県り特定生産者から仕入れているようです。
国内の食料自給率が下降の一途をたどる現代で「国産素材を使ったポン酢」は貴重ではないかと思います。
旭ポンズの話をすると「だけど、あれって高いでしょ?」と言う人もおられるのですが、材料の事を知ってしまうと「そりゃ、高くても仕方ないよね」と言う気持ちになってしまいます。
やしきたかじんも愛したポン酢
旭ポンズは発売以降「美味しい」と口コミで広がっていきましたが、爆発的にヒットしたのは、やしきたかじんさんの力が大きかったと言われています。
「鍋を食べるなら旭ポンズがおいしい」。昭和42年の発売開始以来、目立った宣伝活動はしてこなかったが、たかじんさんがラジオ番組などでたびたび称賛。評判は口コミで広がり、関西だけでなく、全国の消費者へ浸透していった。
天然素材を厳選し、香りや色にも徹底してこだわった旭ポンズはヒットを続け、今では年商(約13億円)の8割を占める看板商品に。高田社長は「20年ぐらい前、たかじんさんから瓶のキャップについてアドバイスもいただいた」と振り返る。液だれしないように改良されたキャップは、たかじんさんの助言によるものだった。
出典
【たかじんさん死去】
「がんばりやと背中押され、ヒット商品に」旭ポンズの社長 - 産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/140108/wst1401080058-n1.html
「液だれしないキャップ」が、やしきたかじんのアドバイスがあったとは筆者も知りませんでした。
筆者自身も旭ポンズって「美味しいけど瓶が使い難いんだよねぇ」と思っていた事があり、キャップが今の形に改良された時は、すごく嬉しかった覚えがあります。
大阪府外の友人と会う時に……
筆者は大阪府外の友人と会う時、お土産として旭ポン酢を渡しています。
八尾市では当たり前のように売られている旭ポンズですが、手に入り難い地域もあるようです。
旭ポンズを知っている人は「これ、食べてみたかったんだ!」と喜んでくれますし、ミツカン等のポン酢しか食べたことのない人は「いつも食べてるポン酢と全然違う!」と喜ばれます。
まとめ
市販のポン酢はスーパーで安い時だと200円を切る値段で購入出来ます。
対して旭ポンズは安売りの時でさえ560円を切る事はありません。安いポン酢と較べると2.5倍も高いんです。
それなのに廃れる事なく愛され続けているのは、旭ポンズが美味しいからに他なりません。
株式会社旭食品さんは八尾市が誇る老舗企業。
もし飲み会等でポン酢の話が話題にのぼったら「旭ポンズ作ってる会社、八尾市にあるねんで~」と自慢しても良いのではないかな…と思います。
八尾市に本社がある企業